【コラム】開口部 窓についてのあれやこれや　その2

窓の種類

一般的に窓、とくに外部への連絡に使用するものはアルミサッシが多く使われています。サッシについてはいずれ別項目でお知らせしますのでここでは窓の種類とその特徴をお話しいたします。

引き違い窓

2枚の窓を相互にスライドさせ開閉する形式です。左右方向への移動しかないので、窓前後のスペースを有効に使うことができます。また開け閉めがしやすく、大開口に適しています。風の強さに応じて開きを調節する事もできます。ただ、開く範囲が大きいので機密性に不安があるのと、2階に設置した場合などは外面が清掃しづらいといったデメリットもあります。

すべり出し窓

軸が上下に移動しながら窓がすべり出ていくタイプを「横すべり出し窓」、縦方向に動くものを「縦すべり出し窓」といいます。横すべり出し窓は昔学校建築で使われる事が多かったので、「学校窓」という方もいらっしゃいます。双方とも引き違いと比較して機密性が高く、横すべり出し窓はガラス面が庇状になるため雨よけとなり、縦すべり出し窓は家の脇を通り抜ける風を上手に取り込むことが出来ます。