犬と暮らす家づくり〜ドッグラン付きの愛犬部屋〜【中野市 リフォーム K様邸】
犬を家族の一員に迎え、一緒に暮らす方が増えています。
昔と違い、今は犬も家の中で一緒に暮らすのが当たり前の時代。
「家を建てたら、犬を飼いたい。」
「愛犬と一緒に、お互いが快適に心地よく暮らしたい。」
犬が好きな方なら、家づくりやリフォームを考えるご家族もいるでしょう。
人と犬では過ごしやすい環境も違います。
お互いにストレスなく快適に暮らすためには、犬の特性や性格をよく理解することが大切です。
今回、ご両親が所有していた家のリフォームを決めたK様は、愛犬を第一に考えてリフォームをされました。
【所在地】長野県中野市
【家族構成】大人1人+犬2匹(ポメラニアン)
■ドッグラン付きの愛犬部屋を増築
2匹の愛犬・ポメラニアンと暮らすK様。
やんちゃな2匹はK様の外出中、部屋で自由にさせてしまうと悪さばかりするため、仕事に出かけている間、愛犬が楽しく快適に過ごせ、K様も安心して出かけられる部屋を用意してあげたいと考えていました。
そこで、子ども部屋ならぬ愛犬部屋をつくることに!
愛犬が家の中でも走り回れるように、お部屋からひと続きのドッグランとなるデッキを設けました。
部屋から高さの違いや段差なく、ひと続きにすることで、広い空間ができます。
デッキには人工芝を敷くことで犬の足にやさしく、安心して走り回って遊べる場になりました。
見た目もきれいで、わざわざ靴を履き替えて外に出る手間もありません。
また、ドッグランで遊んでいて外に脱走しないよう、高さのある柵を設置しています。
散歩とは違い、リードをせずに自由に走り回れるので、早速2匹で追いかけっこをして楽しんでいます。
犬は散歩やボール遊びなど、運動することが大好きです。
身体を動かすことでストレス発散や気分転換につながり、肥満の防止にもなります。
家に運動できるスペースやドッグランがあると、天候や家族の都合など、散歩に行けない場合も、愛犬がストレスをためることなく過ごせます。
お留守番中も外の様子が見えるよう、犬目線の窓を設置しました。
犬によっては、外を眺めるのが好きな犬もいます。窓から外を観察し、好奇心を示します。
愛犬目線で、ちょうど良い大きさ、高さの窓を設置してあげると喜びます。
■リビングの床材は滑りにくいフローリングへ
8畳の和室2間を一つにし、16畳の広いリビングにしました。
白を基調とした明るく素敵なリビングへと大変身。
犬が落ち着ける暗くて狭い場所も設けています。
3種類のペンダントライトの温かみのある灯りが、落ち着く心地良い空間を作り出しています。
収納力たっぷりのクローゼット
床材は愛犬のことを考え、愛犬部屋と同じ滑りにくいフローリングにしました。
トイレの失敗が多いと聞き、当初はフローリングではなく、犬用のCFシートをご提案しました。
CFシートであれば、失敗してしまった時に拭き掃除ができ、下へ染みていくことがありません。
フローリングの場合は、ジョイントの隙間があるため、拭いても染みていってしまうという難点があります。
しかし、CFシートは爪を立てた時に傷つきやすいという難点もあるため、悩まれた結果、最終的にフローリングを選ばれました。
犬は本来、地面に爪を立てて走ったり歩いたりするため、ツルツルと滑りやすい床材は足腰の負担になります。特に、股関節脱臼や椎間板ヘルニアになりやすい犬種は注意が必要です。
フローリングにする場合も、愛犬の身体の負担を考え、滑り止め加工がされたフローリングを選ぶと、ケガ予防になり安心です。
また、水分や汚れに強く掃除がしやすかったり、傷が目立たなかったり…床材は、飼い主さまが重視したいポイントも考慮して選ぶと良いでしょう。
犬には危険も多いキッチンスペースは、人の空間として床材を変えています。
■散歩道具も置ける玄関フード(風除室)と玄関
アイアン飾りの付いたおしゃれな木目の玄関ドアを開けると、そこは玄関フード(風除室)空間になっています。
雪の降る地域では、玄関フード(風除室)があることで、玄関に吹き込む雪や雨、風を防ぐことができるほか、花粉や埃が家の中に侵入することも防げます。
また、屋外の冷気や熱気の流入を妨げ、家の中の温度を保つ効果もあります。
K様のように犬のいる暮らしでは、お散歩で汚れてしまっても、家に入る前に汚れを落とすことができるので、家の中を汚さずに済みます。
そこに、たっぷりと収納ができるシューズクロークを設けました。
靴だけでなく、外出時や玄関周りで使用するもの、愛犬のお散歩道具など、さまざまなものが収納できるようになり、利便性がアップしました。
天井にはデザイン性のあるレッドシダー(赤い杉)の羽目板を貼り、ドアを開けても木の温もりが感じられる明るくおしゃれな空間に仕上げました。
玄関の照明も星型のペンダントライトを選ばれました。
存在感があり、空間のアクセントになっています。
ライトを点けると、映し出す陰影が空間をさらにおしゃれに演出してくれます。
■脱衣所・駐車場
以前は脱衣所とトイレをカーテンで仕切っていたため、枠をつけて仕切りました。
駐車スペースは、ゆったりと2台分の広さがあります。
写真にはありませんが、2階の廊下の壁は塗り壁からクロス貼りにし、娘さんが帰ってきた時に泊まれるようにリフォームしました。
ペットと暮らす家づくり・リフォームは、人と犬や猫、両者が暮らしやすい工夫や配慮が必要です。
大津工務店では、動線や収納の位置、床や壁の材質、犬や猫の身体への負担が少なく、人もペットも暮らしやすい、快適な住まいを“生活者目線”でご提案いたします。
−10年後、20年後、そしてどの世代も使いやすい建物を目指して。−
小さな工務店だからこそできる家づくりがあります。
大津工務店は生粋の大工集団として、
人も犬や猫も暮らしやすい家づくりも
お客様とともに、お客様に寄り添いながら、創りあげます。
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